インドネシア海外出張 Vol.2「シメルー島にてサーフィン大会開幕」

Simeulue Pro 開幕

今回、インドネシアに海外出張に行った目的はWorld Surf League Qualify SeriesのQS1000 Simeulue ProとQS1000 Sumbawa Proに出場するためでした。大会スタートの予定日は8月31日(金)でしたが、島に向けた飛行機が1日に1便しかないことから選手のサーフボードが届かずなかなか始まらない日々が続きました。

大会前日にはRanu Surf Campにて前夜祭的なイベントが行われました。とても豪華な食事が並べられ、盛り上がっていました。島としては一大イベントのこの大会は政府の人たちとの関係が大切らしく、ラヌさんは大忙しの様子でした。

メイン料理はシーフード

前夜祭の様子

約50人の選手のボードが揃ったのは2日後の9月2日。波のコンディションもちょうどサイズアップするということで、この日から大会がスタートしました。僕以外に日本人選手として大橋カイトくんと松岡ケイトくんが参戦!

セレモニーの様子

潮の満ち引きなど時間によって波のコンディションがかなり変わり、タイミング良くサーフィンできれば最高の波でした。僕はシード権を得て、Round2からのエントリー。Round1には地元シメルー島の選手が出場をしていました。初日から仲良くなったアピスも参戦!なかなか良いサーフィンをしていて、会場もかなり盛り上がっていました。

いよいよRound3がスタート。僕のヒートには同じ日本人選手であるケイトくんがエントリー。波のコンディションは風が少し入り、良いとは言えないコンディションでしたがセットが来ればなかなかのファンウェーブ!

こんな環境で4人だけで試合ができるのは本当に幸せです。周りの選手が波をたくさん乗る中、落ち着きながら試合を進め何本かセットにも乗る事ができました!しかし、1本目のセットは波が早くて抜けられず。2本目のセットで6.15ポイントをスコアし、あと1本6点台のサーフィンができればラウンドアップができる状況に。しかしながら、最後はプライオリティ(優先権)がなく時間内に波に乗る事ができず… 3位でフィニッシュしてしまいました。

海外にまで来て1ラウンドで敗退はかなり悔しい気持ちでいっぱいです… 今年はまだ海外の大会で良い成績が残せていないので毎回学ぶことがたくさんです。ライブ中継もあり、会社の方々やたくさんの応援ありがとうございました!

試合後の過ごし方

試合の終了後は、シメルー島残りわずかの日数の中で練習はもちろんのこと、地元の子供達にサーフィンを教えるイベントに誘って頂いたので参加してきました。次の目的地に向けて飛行機に乗る日で時間もかなりギリギリだったのですが、せっかくの機会だったので時間がある限り地元の方々と交流しました!僕のインスタグラムから映像もご覧いただけます!

言葉はもちろん通じないけれど、海に入って波をシェアすることで、自然と笑顔もシェアすることができました!毎回このような機会を頂くと、サーフィンの素晴らしさを改めて感じることができます。素敵な笑顔をシェアしてくれた地元の方々には感謝の気持ちでいっぱいです!

サーフボードを貸したら最高な笑顔で波乗りしてました!

 

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- EDITED BY -

石川拳大

石川 拳大 / Kenta Ishikawa

1994年生まれ、湘南育ち在住のサーフィン選手。家族の影響で4歳からサーフィンを始める。高校時代はオーストラリアのゴールドコーストに4年間留学。大学卒業後はJOCが実施するトップアスリートの就職支援ナビゲーション「アスナビ」を通じ、業界初の社会人アスリートとしてNTTグループ日本情報通信株式会社(NI+C)に就職。現在はNI+Cのアスリート社員として国内外の大会に参戦中。また、ライフワークとしてOCEANTREE PROJECTを取り組み、その他さまざまなプロジェクトに参加。経歴はこちらから