2022年5月28日 (土) 〜 29日 (日) に横浜赤レンガ倉庫にて開催された「Green Room Festival 2022」にて、短編映画『OCEANTREE ~ The Journey of Essence ~ Episode.2 in Kyoto』を上映いたしました。
2018年Green Room Festivalで上映した第一弾から4年越しの新作を製作。
プロジェクトの始まりは、大学卒業後の進路を考えたとき。私たちを育てた海とサーフィンの原点を探す旅に出たことだ。国内から海外へと旅路は広がり、木のボード”アライア”に辿り着く。たくさんの人や様々な社会・環境問題と向き合うことになり、サーフィン原点への旅は、いつしか人生を本気で考えるための「原点回帰の旅」へと変化していた。
そんな旅から5年。家族をもち、サーフィンとカメラに勤しむ2人に、また作るべき時がきた。子供たちとの未来のために、暮らしのヒントを見つけに、古都京都の漆屋さんたちと共に、伝統工芸”漆”と”アライア”を組み合わせ「URUSHI ALAIA」を作る。
舞台は、市内から25km程離れた京北(ケイホク)地域。今から1200年以上も昔、平安京を築くために、天皇の号令で拓かれた山々に囲まれた暮らしが、現代にも代々継がれる歴史深い場所だ。木を切り、加工し、ボードを削る。伝統工芸の「漆」を表面に施し、サーフボードの原点”アライア”を創る。
そして日本海の波を滑るまでの一連の行いは、「地産地消」や「循環」を表し、現代社会の多様な価値観に囲まれた私たちに、”暮らしのヒントを与えてくれるのではないか。”そんな想いが込められたショートフィルム。
当日は、赤レンガ倉庫のシアタールームにて多くの方々にお越しいただき、映画の上映後にはOCEANTREE Ep.2メンバーでのトークセッションが行われ、展示されたアライアやウッドボードにも触れていただける機会となりました。
当日の上映の様子はFINEPLAYにもご紹介いただいております ( 詳細はこちらから )。